はじめに
子育ての悩みとして、小学校高学年の女子が「成長に伴って対応が分からなくなった時」の悩みについて、現在、子育て中の母親が、教員としての経験、当時を振り返った体験として、その時の状況、困ったことは何か、どのように対応したのか、対応した結果どうなったのか、そして同じことで悩んでいる親の方へのアドバイスも伝えられていますので、是非参考としてみて下さい。
このブログで分かること
どうしていいか分からなくて、誰にも言えなくて…
あたいもその気持ちが分かる気がするよ
気づいてあげられなくてごめんね…
あたいの場合は、メルシーお兄ちゃんと話たり、喧嘩したり、そんな風にしているうちに悩んでいることを忘れるくらいだから!
メルシー、ダンケもお互いのことを気遣えて、良い兄妹だね!
今日伝えて頂くことは、小学校高学年の女の子の成長に伴って対応の仕方が分からなくなったときのことについて、当時の状況や、何を悩んでいたのか、どのように対応していったのか、その結果はどうなったのかという振り返り体験談なんだよ
また同じ悩みを持つ方への参考となるアドバイスも知ることができますので、ぜひ参考にしてみて下さいね
結論
今回の結論は「子どもは親の接し方で大きく変わる!」
状況と困っていたことや悩んでいたこと
子育て奮闘中の30代専業主婦のママ(元教員) より
小学校低学年〜中学年で女子特有のグループが出来てきます。
低学年では親の言う事は真っ直ぐ聞いてくれたことも多いのですが、中学年になると意思がはっきりしてきます。
また、近年ではお友だちとの関係が大きく影響することが多いです。
学校が楽しいのも楽しくないのも、すべてお友だち関係が根本にあってもおかしくありません。
もちろん、親子の関係がベースになっているので、そこに問題があると、そもそも子育てに発展していきずらいということもあります。
そして、高学年になると特定のグループで活動するのが当たり前となります。
グループに入らないと、クラスの中でも浮いてしまい、クラスや学校に馴染めず苦しくなってしまうことがあります。
よく聞くお話として、学校での悩みや辛さが自分のキャパを超えてしまい、家で家族に八つ当たりしてしまったり、自暴自棄になってしまったり、場合によっては不登校になってしまったりもするケースがあります。
不登校になってしまうと、理想通りの子育てから遠ざかってしまい、更に問題にぶつかってしまう…。
親の余裕が子の心に繋がっていくので、毎日のリズムで見直した方がいいところがあれば、いっそのこと、組み立て直すのが良いかもしれません。
長い人生のたった数ヶ月、たった数年の生活リズムを壊す勇気より、未来を信じる希望で切り拓いてほしいです。
子育てに真面目な姿勢な親が増えています。
大変良いことであり、将来を見据えて熱心に向き合うことは必要なことだと思います。
しかし一方で、窮屈な子育てになってしまい、子の心の拠り所が無くなってしまっている可能性も否めません。
親の期待に応えようと頑張りすぎる子も増えました。
期待されるのは良いことですが、なんでも出来てしまう子からすれば、どこまでやればゴールなのか、どこまで頑張り続ければいいのか、自分を見失ってしまう場合もあります。
そこで思春期とぶちあたり、親子の溝が深まるきっかけとなってしまうパターンもあります。
なので、思春期を迎える高学年では、親子の関係でも悩ましいことが一気に増えます。
悩みとしては、お友だち付き合いから生まれる本人の性格の変化、言葉遣いの変化、約束や時間へのルーズさ、宿題への向き合い方、塾や習い事への向き合い方が挙げられます。
親としては、従順に育ってきた(育ててきた)はずなのに、高学年になるにつれて上手く行かなくなって、苛立ちも出てきてしまい、つい強い口調で注意をしてしまう…これが悪循環の始まりとなります。
実際に、「早く宿題をしなさい」「はやく寝なさい」を繰り返しても逆効果になっているのは自身も分かっているのに、お互いに余裕がなくなってきてしまい、更に悪循環となり、親子の溝が深まってしまうのです。
期待しないことは一番いけないが、期待しすぎること、また期待しすぎて前のめりの子育ては、最も危険で、溝が深まる一方です。
でも、親もこのままじゃダメだと分かっているのに、イライラしてつい口うるさくなってしまうことってあるよね
自分も早く寝ないくせに!
え、そうだっけ…?
では次に、どのように対応したのか見てみようね
対応したこと
埒(らち)があかない時は、担任や相談室の先生と相談をすることをお勧めします。
まずは、傾聴し、思いの丈を吐き出してもらいます。
必要があれば、定期的に面談をします。
大抵の親御さんは、1度の面談でスッキリされて次回の予約は取られません。
というのも、相談に来る親御さんは、大抵自分自身を客観視することができているからです。
そこで相談に乗ってもらうことで、自身の余裕のなさを痛感します。
本当に救わなければならないのは、自身の余裕のなさに気付いていない親です。
話を聞いてもらうだけでもスッキリします。
スカッとした表情になり、
「なんだ、こんなちっぽけなことで悩んでいたのか」
「もっと気楽にいけばいいんだ」
と心の整理をつけるためにも、自身の課題や子育てとの向き合い方のアドバイスをします。
大抵はアドバイスというよりも、
「寛大な心で接してあげること、子の問題に目が行きがちな時は、自身のことも気にかけてあげること」
「親と子は表裏一体」
ということへの親の気づきを促します。
親の子どもに対する接し方が変われば、子ども自身も気付くようになります。
接し方さえ変われば、子どもが変わります。
子どもが変わればクラスが変わります。
負のスパイラルを断ち切ると、明るい未来が見えてくるのです。
クラス全体で成長していくのが理想的です。
そうなると、どの親も言って聞かせるのではなく、時間はかかるが、やってみせる方がより効果的です。
話を聞いてもらえるだけで、何だか気持ちがスッキリしたり、考えがまとまることがあるよねそれじゃあ、対応した結果はどうなったのか見てみよう!
対応した結果どうなったのか
大抵みなさん相談に乗ると満足されます。
すると、子どもへの対応が変わり、親子の関係がぐんと良くなります。
止まっていた時間が動き出すかのように、するする良い方向へと向かい始めるのです。
特に、子どもは勘が良いので、親の気持ちや改めた姿勢をすぐに感じ取ってくれて、良い方に吸収することができます。
そのおかげで、その子のクラスでのお友だちとの関わり方も変わり、クラスの雰囲気が良くなります。
高学年のお子さんであればあるほど、学校全体の雰囲気にも影響するので、良い空気が循環します。
学校全体の雰囲気が良くなると、生き生きとした毎日を過ごせるようになり、家での過ごした方も変わるようです。
お手伝いをしなかった子も、ちょっとやってみようかなという気持ちになれたり、親に甘えづらかった子は、意見が言えるようになったり、親子の関係性も生き生きとしてきます。
お互いの人間味が増すと、子育てに強く影響し、結果良い親子関係を築くことができます。
担任や相談室の先生は、相談に乗ると親から感謝をされますが、親子関係の改善を図ってくれたおかげで、学校の雰囲気の改善にも繋がるので、実際はWin-Winなんです。
誰かに話すこと、相談することで、親も気持ちが楽になるのかもね
その結果、親の子供への接し方が変わって、子供にも良い変化が起きるなんて、流れが良い方向に向かった感じだね~
最後に、同じ境遇の方へのアドバイスがあるから、聞いてみよう!
同じ境遇の方へのアドバイス
山本五十六さんの言葉がまさにそうである。
「任せてやらねば人は育たず」
「信頼せねば人は実らず」
子どもの将来に期待をするのではなく、今の子どもとどう向き合うか、信頼して見守るのか、親の度胸と覚悟が必要なのです。
それがいつの日か、子ども自身にも伝わって彼らの人生に大きく影響していきます。
子育ては、親と子の人生のレースです。
急がず焦らず、耳を傾けて寛大な姿勢で子育てに臨みたいですね。
また、子育ては、親子だけではできません。
学校、習い事、親戚、近所のおじさんおばさん、近所のお店、地域、いろいろな人との出会いが関係してきます。
子育てに行き詰まったときは、周りを見て、助けてくれる人や見守ってくれていることを忘れないでほしいです。
そのためにも、子育ては自分自身との向き合い方から変えていきたいです。
自分自身を大切にして、時間に余裕をもち、心に余裕をもつことから始めていきたいですね。
1人で行き詰まったら、家族だけでなく相談機関がたくさんあること、相談して良いんだということを、知ってほしいです。
みんなでバックアップしながら子育てをしていければ…と思っています。
「子どものことを信頼して、見守る」って、当たり前のようで、とても大切なことだよね~
貴重な体験談に感謝です!
まとめ
親として子供をしっかりと受け止めるために、親も自分自身を大切にして、時間と心に余裕を持つことが大切で、親も一人で抱えずに誰か(担任、相談室、親戚など)を頼ることも必要だと感じました皆さんはどう感じたのでしょうか?ぜひ、この体験談を参考にしてみてください